こんにちは。Enrich Trip えんとりのNaoyaです。
九州から最も近いと言っても過言ではない台湾への旅の次は一気に地球の裏側、キューバです。
ビザなしの台湾とは違い、訪問には事前に色々と準備や手続きが必要でしたので、出発までの準備を簡単ですがご紹介します。
1航空券を予約しよう
まず、キューバの入国にはビザが必要ですので航空券を手配します。
どの国のビザも大体そうかと思いますが、ビザを申請するためには往復航空券と現地での宿泊先が手配できていることを証明する必要があります。そこで、まずは航空券を予約します。
日本からキューバへの直行便はありませんので、乗り継ぎが必要になります。日本からキューバへたどり着くためには、カナダのトロントを経由するルートとメキシコのメキシコシティを経由するルートがありますが、今回私はANAの最長路線である成田→メキシコシティを利用して、メキシコシティ→ハバナという経路でキューバ入りを果たしました。
私が今回手配した航空券は以下の通りです。
- 福岡空港 → 成田空港(ANA)
- 成田空港 → メキシコシティ国際空港(ANA)
- メキシコシティ国際空港 → ホセ・マルティ国際空港(アエロメヒコ)
アエロメヒコで一本にまとめてしまっても良かったのですが、ANA最長路線(約13時間のフライトです!)に乗ってみたかったのでこのような手配となりました(笑)やはりANAはエコノミーでも疲れにくく、長距離路線には特にオススメです。
ビザの申請には英語で記載された「予約確認書」が必要になるので、航空会社のウェブサイトで直接予約した場合でも、旅行会社にまとめて手配してもらう場合にも、英語の予約確認書を取得するのを忘れないようにしましょう。
2宿泊先を手配しよう
キューバの首都ハバナには、古い街並みが美しい旧市街(Old Havana)と新市街があります。
初キューバでせっかく宿泊するなら旧市街が良いかなと思い、旧市街ど真ん中のPlaza Hotelを手配しました。ホテルの位置は以下の地図の通りで、マルティ通りという旧市街のメインストリートがすぐ目の前で、中央公園周辺にはピンクや青など鮮やかなアメリカンクラシックカーのタクシーが並び、徒歩圏内には革命博物館や詩人ヘミングウェイが愛したダイキリで有名なフロリディータなどがあるので散策には大変便利な立地です。
ホテルの外観は下の写真の通り。周辺には他にもホテルはありますが、旧市街のホテルはどこも高いので良いホテルを選ぶと財布は寂しくなるかもしれません・・・。なお、新市街の方にはCasaと呼ばれるペンションが数多くあり、あちらの方が安くて綺麗で快適な宿がいっぱいあるということでした。
但し、ハバナまで来て旧市街を歩かないということは無いと思うので、魅力的な街並みである旧市街の歴史あるホテルに泊まるか、新市街のCasaから高いタクシー代を払って日々通うか、どちらが良いかは迷いどころです(私なら、旧市街の高いホテルを狙ってみたいと思います)。
内観は次の記事でご紹介しますね!(台湾のHotel Cozzy Zhongxiao Taipeiの後にこれは正直ちょっときつかったです・・・笑)
ホテルも航空券同様に英語の予約確認書が必要になるので忘れずに取得しましょう。
3ビザを申請しよう
航空券とホテルの英語の予約確認書が手配できたら、次はビザ(ツーリストカード)の申請をします。ビザとは言ってもパスポートに押される通常のビザとは異なり、ツーリストカードというカードが交付される仕組みです。
申請の方法は2種類で、東京東麻布(最寄駅は都営大江戸線の赤羽橋駅)にある駐日キューバ共和国大使館の領事部に直接出向いて窓口申請する方法と郵送です。窓口の方が安くて即日発行(書類が揃っていれば即日は発行)できるので便利です。郵送は値段が高くなり、時間もかかるので余裕をもった手続きが必須です(私のように地方に住んでいるとこの手続きがきついですね〜)。
キューバは発展・変化が著しいためか、情報の移り変わりがとても早いし頻繁なので予約確認書以外に必要な書類(申請書やパスポート、写真など)の仕様や手数料などの情報は直接下記の駐日キューバ共和国大使館領事部が提供する情報を参照するのが無難かと思います。
ちなみに、このツーリストカードは乗り継ぎ空港メキシコシティ国際空港の搭乗口前で配布していたんですよね〜。まさに下の写真の前でです。あれがツーリストカード忘れの人向けに配布していたのだとしたら、ビザ申請の面倒な手続きを端折れるので最高ですが、持たずにトランジット空港入りするのは博打ですよね・・・。
4キューバのことをよく調べよう
キューバはごく最近まで鎖国状態であったと言っても過言では無い国です。
日本や東南アジアなどでは当たり前になりつつあることも、キューバでは通用しないので渡航前にしっかりと最新情報を調べてから訪問することを強くオススメします!
以下は私が訪問した時点での注意点をまとめたものですので、来年には全く状況が異なるかもしれませんがご参考まで!(キューバトリップを計画する方はその都度情報収集をくれぐれも怠らないように)
1. WIFIルーターは持っていかない!
旅慣れている人ほど要注意なのがこれ。
WIFIルーターのキューバへの持ち込みは禁止されているので、WIFIルーターは絶対に持っていかないようにしましょう。自分のものであっても、レンタルであっても、通信機器は手荷物検査で没収されてしまいます(スマホとパソコンは持ち込みOKです!)。どうせルーターがあってもネットには繋がらないと思うので、荷物が重たくなるだけ無駄と思って持参するのはやめましょう。
2. クレジットカードは使えない!
VISAとMastercardブランドに限って一部高級ホテルでのみ使えるようですが、街中の飲食店やタクシーなどでは一切使えません。もちろんキャッシングもできませんし、日本からの送金も容易ではないようなので、十分な現金を予め用意しておくことが重要です。
3. 配車アプリは使えない!
アジアでもアメリカでもよくお世話になるUberやGrabといった配車アプリも当然ありません。ホテルスタッフに配車を依頼するか、客待ちをしているタクシーの運転手さんとの値段交渉が必要です。
旧市街から新市街へ移動するなら、10CUC前後(通貨については後述)がおそらく相場になるかと思います。
4. KFCやスターバックスなどのチェーン店は無い!(はず)
アメリカ資本が入っていない国なのでマクドナルドやKFC(ケンタッキーフライドチキン)、スターバックスなどのチェーン店が街に一切ありません。昔ながらの街並みがそのまま保存されていて景観としてはとても良いのですが、ちょっと涼を取りたい、コーヒーを一杯飲みたい、と思った時に見慣れたロゴが一切無いのはちょっと心細くなる時があるかもしれません。
5. 英語は通じない!
ホテルのフロントに英語の通じる方がいましたが、空港、両替所、タクシー、レストラン、バー、どこに行っても基本的にスペイン語しか通じません。想像以上に全くと言っていいほど通じませんでした。
ハバナ大学が立地する新市街の方へ行けば地元の若者もいて、もう少し通じる確率は上がるのかもしれませんが、旧市街はさっばりでした。旅の指差し会話帳でも良いので、スペイン語で注文や値段交渉をする準備は必要かと思います。
5ユーロを用意しよう
キューバには、主に外国人観光客が利用する「キューバ兌換(だかん)ペソ(CUC)」と「人民ペソ(CUP)」という2種類の通貨が流通しています(中国でも1995年に廃止されるまでは類似の制度として「外貨兌換券」というものが発行されていたそうですので社会主義国家の制度なんでしょうね)。
我々旅行者がキューバを訪れる場合には前者のCUCを利用するわけですが、このCUCはキューバへ入国しなければ取得することができません。両替の際には日本円は使えず、米ドルは条件がよくないので、ユーロを予め用意しておくことをオススメします。ちなみに、1CUC≒約100円です。
キューバへ無事入国すると、到着ロビーには下の写真のようにATMのような両替機があるので、そこでユーロを挿入してCUCを受け取るだけなので基本的な操作は簡単です。また、使い方は両替機の前で人を誘導しているスタッフが教えてくれるので、わからなければ困った顔をして声をかけてみましょう。
空港からホテルまでは上の写真左手にあるinfoturがタクシーを配車してくれるカウンターなので、両替機でCUCをゲットしたら声をかけましょう。無事空港を出たら、ホテルまでののどかな風景を楽しみましょう♪
いかがでしたか?
キューバ旅行を検討している方にとって少しでも参考になれば幸いです。
アジア旅行に比べると手間は一気に増しますが、全く異国の地を旅すると一瞬一瞬の気づきが多く、充実した時間が過ごせて良いですよ!